5つのアクションで、
ごみを減らしてみよう!
買う前によく考えよう
できるだけ、ゴミをへらせるものをえらぼう。できるだけ、リサイクルできるものをえらぼう。
どんなことで困ってるかな?
観察してみよう。
水を汚さないようにしよう
化学物質が入っているものを水に流さない。油や、料理の後の汚れはふき取ろう。
拠点回収でリサイクルしよう
物から物へのリサイクルにつながるので、拠点回収へ持って行こう。
飛び散らないようにしよう
ゴミ袋にはつめこみすぎないように。ビーズクッションや発泡スチロールなどの飛び散りやすいものは、清掃員さんに入っているものがわかるようにして捨てよう。
テイクアウトは、容器を持ちこめるお店を探そう
動物紹介
オオミズナギドリ
体の大きさは50cm、翼を広げると1.2mにもなる、大きなミズドリです。日本・韓国・中国・ロシア沿岸で繁殖していて、日本では御蔵島などの離島に群れで巣を作っています。1回にひとつの卵を産んで、オスとメスで子育てをします。魚やイカなどを食べていますが、最近では胃の中から細かいプラスチックなどが見つかっています。
アカウミガメ
ウミガメは全部で7種類がいます。特に、北太平洋に生息するアカウミガメの90%は日本生まれです。
ウミガメは全種類が絶滅の危機にあります。一番の問題は、魚をとるための網に絡まる混獲で、たくさんのウミガメが命をおとしています。また、海の汚染がすすんでいるため、ウミガメの体の中からは有害な化学物質や、プラスチックなどのごみも見つかっています。
スナメリ
イルカの仲間で、大きさは1.6mくらいです。頭がまるくて、クチバシや背びれはありません。
アジア地域に広く分布していて、日本では瀬戸内海から紀伊水道までが主な生息地です。昔は瀬戸内海でたくさんのスナメリが見られましたが、いまは数がへってしまったと考えられています。魚をとるための網にからまる混獲や、埋め立てなどによる生息地の変化が原因です。そして最近では、プラスチックなどのごみが増えているため、スナメリへの影響が心配されています。
ジュゴン
海牛類ジュゴン科に分類される水生ほ乳類で、マナティーの仲間です。体の大きさは3mもありますが、海草などを食べる草食性です。あたたかい地域の海に分布していて、日本の沖縄にも暮らしていますが、混獲などで数が減ってしまいました。沖縄にはあと2頭しかいないと考えられています。東南アジアでは、ジュゴンの体の中からプラスチックのごみが見つかっていて、海に増え続けるごみが、ジュゴンの暮らしに影響を与えることが心配されています。
マナティー
ジュゴンの仲間で、海牛類マナティー科に分類される水生ほ乳類です。海、川、湖などの浅いところに住んでいるわたしたちの「お隣」さんですが、町から流れてくるごみが増えたので、植物と一緒に食べてしまったり、ごみにからまってしまったりする問題がふえています。
海のごみは3つに分けられているよ
海のごみは海洋ゴミといって、3つにわけられるよ。知ってる?
プラスチックは、どうやってつくるの?
プラスチックは原油をつかってつくられます。原油を加熱して、ナフサという成分を取り出します。そして、ナフサから、プラスチックの元になるペレットをつくります。
ペレットを熱く熱して、型に流し込んで、作りたい製品の形にします。それを冷やして固まったものが、プラスチックの製品になります。
プラスチックごみはなぜ問題なの?
プラスチックは自然の中で分解されないので、いつまでも海にのこります。それを生きものが飲みこんだり、食べたり、絡まったりしてしまう問題が起きています。また、プラスチックの製品には化学物質がはいっていて、これが海にとけだすことも。そして、プラスチックは海の中にとけている化学物質をくっつけやすいので、パワーアップした毒のかたまりになっていきます。
どうして、海のなかにごみがふえているんだろう?
海洋ごみの多くが、私たちの街で捨てられたごみです。ポイ捨てなどの他にも、ごみ捨て場やごみ集積場などから海へと流れていくものがあります。
小さなプラスチックの大きな問題
プラスチックが海にまで出ていくと、太陽の光や波でくだけて小さくなっていきます。そうして、5mmより小さなごみをマイクロプラスチックとよびます。小さくなるほど、回収することができなくなり、動物などが飲み込んでしまう危険がふえます。