宮古島から車で20分、
自然豊かな伊良部島には
ジュゴンがやってきます。
伝統的なサバニに乗って、謎の多いジュゴンについて学べる調査ツアーに参加しませんか?もしもジュゴンの食べあとやうんちを発見したら、それは貴重な研究データとなります。
もしも野生のジュゴンを見つけたら…、世界が注目する大発見です!





自然体験について

ジュゴンについて学ぼう!
ジュゴンは、海牛類に分類され、マナティーの仲間です。オーストラリアや東南アジアに広く分布する海生ほ乳類で、沖縄が北限となっています。海草を食べる草食性で、比較的ゆっくりと泳ぎます。浅い水域で過ごすジュゴンは、私たちの身近な存在ですが、人間活動の影響で生息数が減りつづけ、絶滅の危機に瀕しています。
調査に参加しよう!
ジュゴンの生態には多くのなぞが残されています。沖縄では2頭のジュゴンが確認されていますが、過去10年以上、写真や映像でその姿をとらえられていません。私たちの身近にいるけれど姿を見せないジュゴン。彼らの暮らしを一緒に調査してみましょう。もし野生のジュゴンを発見したら… 世界が注目する大発見です!


伝統的なサバニに乗ろう!
沖縄を代表する伝統的な木造漁船「サバニ」。かつては 漁場や漁法にあわせて使用されていましたが、その建造技術は失われつつあります。
この貴重なサバニに乗って、伊良部ブルーの海を渡りましょう。
ジュゴンの目撃談を聞こう!
このツアーを案内してくれるのは、実際にここでジュゴンを目撃した吉浜さんです。現在は、大学や研究機関の調査にも参加しています。ジュゴンに出会ったときの体験談や、ジュゴンのうんちを見つけた時のことなど、吉浜さんにいろんなお話を聞いてみましょう。


津波岩の迷路をくぐってアマモ調査!
この調査では、200年以上前の大津波で運ばれてきたという「津波岩(つなみいわ)」がゴロゴロとある場所を通ります。それぞれの岩には名前があり、海草のアマモやたくさんの生きものが暮らしています。
自然体験のながれ

1
「蟹蔵」に集合、ご挨拶と注意事項
2
サバニに乗って海へ


3
調査スタート
- ジュゴンの食べあとを探してみよう
- ジュゴンのうんちを探してみよう
4
ウミガメをさがそう
ジュゴンのごはん「ベニアマモ」などの希少な海草が
生えていて、同じ海草を食べるアオウミガメも
やってきます。


5
宮古島の海のお話を聞こう
6
オリジナルデザインのアンケートに記入しよう
今日の思い出を書きとめてください。記入後は写真撮影させていただきます。
これはお土産に持ち帰ってください


7
ツアー終了、お土産の
おわたし
- オリジナルステッカー
自然体験のながれ

1
「蟹蔵」に集合、ご挨拶と注意事項
2
サバニに乗って海へ


3
調査スタート
- ジュゴンの食べあとを探してみよう
- ジュゴンのうんちを探してみよう
4
ウミガメをさがそう
ジュゴンのごはん「ベニアマモ」などの希少な海草が生えていて、同じ海草を食べるアオウミガメもやってきます。


5
宮古島の海のお話を聞こう
6
オリジナルデザインのアンケートに記入しよう
記入後は写真撮影させていただきます。
これはお土産にお持ち帰りいただけます。


7
ツアー終了、お土産の
おわたし
- オリジナルステッカー
参加者の声
保護者からのコメント




お子様からのコメント


自然体験の概要
参加料金
5,980円(1名あたり/ 2名様以上)
11,960円(1名様でのご参加)
対象年齢
小学生以上
予約方法
株)蟹蔵へのお電話で受付け中です
TEL 0980-78-4737
営業 10:00~18:00(月ー土)
服装
・濡れてもかまわない軽装
・着替えを持参してください
持ち物
・帽子
・他自由
集合時間



自然体験の様子
私たちについて

企画、監修:一般社団法人マナティー研究所
マナティーはジュゴンの仲間の水生ほ乳類です。私たちは、マナティーやジュゴンをはじめ、生きものを大切に思う仲間たちが活動している学術団体です。研究者、学校の先生、海外青年協力隊の経験者など、いろんな分野のメンバーが参加しています。
わたしたちは、アマゾンやアフリカなど、世界でマナティーの研究や保全をすすめています。そして、活動で得た知識や経験を生かして、知ること、考えること、伝えること、行動することにつながる環境教育プログラムを開発、実践しています。

監修:菊池夢美
京都大学野生動物研究センター 研究員 / マナティー研究所 理事
私はジュゴンの仲間のマナティーの行動研究をしています。アマゾン川やアフリカで、バイオロギングや水中音響装置を使った調査を行ってきました。
研究を進める中で、環境教育の大切さを実感しました。そして、2018年に仲間とマナティー研究所を立ち上げて、これまでの経験や知識を生かした環境教育の開発と実践を進めています。
私もみなさんと一緒に、日本のジュゴンのことをもっと知りたいと思っています。伊良部島の美しい海と自然の中で、一緒にジュゴンのことを学んでみませんか?
2010年、東京大学大学院 農学生命科学研究科 博士課程修了、博士号(農学)取得。
「生き物と音の辞典」(朝倉書店)、「感動のどうぶつ物語 夢の階段」(西東社)、「研究室に行ってみた」(ナショナルジオグラフィックウェブ記事)、「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2022年)、「情熱大陸」(TBS、2017年)、「没頭ガール」(フジテレビ、2023年)。

監修:市川光太郎
京都大学フィールド科学教育研究センター 准教授/ マナティー研究所 理事
私の研究は、水圏生物音響学です。ジュゴンを対象にした研究では、バイオロギングと受動的音響観察によって、ジュゴンの鳴音・摂餌音・尾びれ音を録音して、コミュニケーション・摂餌生態・遊泳パターン(休息、突発遊泳など)を調べています。また、タイやスーダンでは、住民が無理せずにジュゴンを保護できる施策を目指しています。
ジュゴンは浅い海に暮らしていて、私たちのお隣さんのような存在ですが、日本のジュゴンのことはまだわかっていないことだらけです。このツアーに参加して、ジュゴンについての理解を深めていきませんか。
2007年、京都大学大学院 情報学研究科 博士課程修了、博士号(情報学)取得。
「ジュゴンのじょうずなつかまえ方」(岩波書店)、「南極で魚釣り」(フジテレビ、2023年)、「地球最後の秘境 南極大陸」(フジテレビ、2023年)

ツアー実施:吉浜祟浩
(株)蟹蔵 代表
わたしは伊良部島で生まれ、この自然の中で育ちました。美しい伊良部島や生きものが暮らす環境を守りたいと考え、漁師になり、マングローブガニ(ノコギリガザミの仲間)を主役とした生き物目線での環境活動やマングローブ体験ツアーも行なっています。
そんな中、夜の海で、おそらくジュゴンと思われる大きな動物に遭遇しました。その後何度も、ジュゴンが海草を食べたような跡や、ジュゴンのものと思われるフンを見つけています。
これをきっかけに、研究者や専門家の調査に協力し、水族館のジュゴンのごはんとしてアマモを育て提供をしています。
このツアーを通して、ジュゴンや生きものの大切さ、自然のつながりについて考えるきっかけとなれば嬉しいです。
所在地:沖縄県宮古島市伊良部字佐和田1181-6
TEL 0980-78-4737
おしらせ
定期開催となりました
2024年9月から、株)蟹蔵の実施するサバニツアーとジュゴン調査ツアーが一本化されることとなりました。これにより、ジュゴン調査ツアーは定期開催となりました。
料金を改定しました
株)蟹蔵の実施するサバニツアーとジュゴン調査ツアーが一本化されることを受けて、ジュゴン調査ツアーでお渡ししていた土産品や実施内容を見直し、従来のサバニツアーと同等の価格でご提供できるようにいたしました。
お土産のマングローブの鉢のご提供を終了し、オリジナルステッカーのみとさせていただきます。ツアー実施時間を2時間から1時間へと変更することで、人件費や燃料費等の価格を抑えてご提供させていただくようにいたします。
よくある質問
ジュゴンを見られるの?
野生のジュゴンを見るのはとても難しいことです。国や研究機関が調査を行っていますが、沖縄でジュゴンを見たことがある人はほとんどおらず、過去10年以上にわたり写真や映像でも確認できていません。けれども、ジュゴンが暮らしている痕跡は何度も見つかっています。このツアーでジュゴンを探す目を増やすことで、見つけられるかもしれません。
ジュゴンのうんちは見つけられるの?
野生生物の調査ですので、必ず見つけられる保証はありません。研究者はこうした調査を継続して、少しずつデータを積み重ねて研究をしています。もしもジュゴンのうんちを見つけたら、それは重要な研究データです。私たち研究者も、まだジュゴンの生態についてよくわかっていません。このツアーを通して、みんなでジュゴンの情報収集をしていきたいと思っています。
雨天の実施は?
ツアーは小雨開催可能です。その他の気象状況により、実施者の判断にて中止とする場合がございます。中止の場合はツアー料金を全額返金いたします。




キャンセル料金はかかるの?
気象状況でフライトがキャンセルされた、ツアーが中止になった等の場合は手数料はかかりません。お客様都合でのキャンセル料金は、3日前より100%となります。
生きものを捕まえてもいいの?
生きものに触れる前に、さわってもよいかガイドに必ず確認しましょう。また、ベニアマモや珊瑚をはじめ、沖縄では保護されている生物が多くいます。ガイドの注意をよく聞きましょう。
ツアーでは海で泳げるの?
いいえ、このツアーは海での遊泳を行いません。船で移動しながら「のぞきめがね」を使ったり、干潮時の海を徒歩で歩いたりして、観察を行います。