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第2回海牛祭り『おもしろ情報 続編』

更新日:2021年10月29日


イベントレポート②はこちら


イベントレポート③はこちら


イベントレポート④はこちら


 

おもしろ情報の振り返りの最終回です!



ミナミハンドウイルカの採餌】


近畿大学の高橋氏に,御蔵島のミナミハンドウイルカのいろんなエサ食べ行動について紹介してもらいました.


すてきな水中映像,そしてイルカたちの行動はすばらしかったです.


御蔵島と同様に,海外のミナミハンドウイルカも食べているエサの種類はバリエーションに富んでいて ,エサの食べ方はオーストラリアのシャーク湾で報告されているだけでも13パターンあるのだそうです.(振り回す,投げ上げる,など)

こうした変わったエサ食べ行動が報告されているのはメスが多いとのことです.

御蔵島のミナミハンドウイルカたちはどんなエサ食べ行動をしているのでしょう.


研究は継続中ということで,今後の成果がたのしみです!



【衝撃・ラッコが海鳥を】


北海道大学の鈴木氏から紹介してもらいました.


北海道でラッコが海鳥を水中に引きずり込んで溺死させた,という内容です.

ラッコの愛らしいイメージをひっくりかえす衝撃の報告でした.

私たちは知らなかったのですが,ラッコが海鳥を,というのは以前から論文等でも紹介されていました.気候変動等によってラッコの餌が変化しているのでは,と報告されていました.


北海道で目撃されたラッコも,もしかしたら栄養価の高い海鳥を食べようとしていたのかもしれません.

しかし,鈴木氏が目撃したラッコは,特にその海鳥を食べようとするわけでもなく,別の餌を食べていたそう.そのため,海鳥を襲った理由は謎ですね.



以上で第2回海牛祭りのレポート・ブログは最終回となります.

私たち講師一同,そしてマナティー研究所メンバーはとても楽しんでイベントを進めることができました.みなさんも楽しんでいただけたでしょうか?

私はマナティーが好きで,研究の道に入りました.

しかし,研究者としてマナティーと関わるためには,個人的な感情を抑えて,冷静に,客観的に彼らを見なくてはいけません.



学生の頃はマナティーを「好き,可愛い」と素直に言えない状況でした.好きで研究,というのが許容されなかったのです.


しかし,博士号を取得し,こうして団体を設立して大学の外で活動できるようになり,またマナティーを好き,と大声で言える環境になりました.

まだ以前の息苦しい環境の名残があり,うまく『好き』を前に出せませんが,次回の第3回海牛祭りでは,もっとマナティー・ラブを前に出して,みなさんにその魅力をお伝えできるようにがんばります.


これからも,いろんな生物とマナティーのコラボ・イベントを開催していきたいと思っていますので,どうぞよろしくお願い致します.

参加してくださった皆様,イベントでの出展にご協力いただいた皆様,当団体の活動へご支援くださっている皆様,本当にありがとうございました.





インスタグラムツイッター(@manateejames)をはじめました!


こちらでもいろんな情報を更新しています.ぜひご覧ください!

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