海牛祭りとは?
人魚のモデルとして有名な海牛類(マナティー,ジュゴン)についてくわしく紹介する,一般向けのサイエンスイベントです.
2021年のテーマは「潜る鯨類と潜らない海牛類」です.
参加申し込みはこちらのPeatixのサイトから受付中です
講師紹介のブログ公開中!
どうしてマナティー研究をしているのに,鯨類研究者とつながりがあるの?
学生のころにバイオロギング研究をしている研究室に所属していたからです!
バイオロギングとは
動物の体に記録装置をつけて,動物たちにありのままのデータをとってきてもらう研究です
青木かがりさんは,大学院の研究室の先輩です.
まじめで,研究に信念をもって取り組んでいて,気迫を感じる先輩でした.
その姿勢からたくさん学びました.
私はアマゾンマナティーのバイオロギング研究をすることになったとき,どうやってマナティーに記録装置をつけるか,が一番の悩みでした.
最初は尾びれとか胴周りにベルトを巻く方法を試したのですが,あまりうまくいきません.
そんなとき,青木かがりさんがマッコウクジラに記録装置をつけるために使っている吸盤を借りてみることにしました.
アマゾンマナティーの皮膚はつるつるなのでくっつくかもしれない,と思ったのです.
テスト装着した結果,吸盤はアマゾンマナティーの背中にしっかりとくっつきました!
それからはマナティーでも吸盤をつかうようになりました.
吸盤でくっつけた記録装置がマナティーから自然にはずれた後は,装置一式が水面に浮いてくるように,浮力体を削ってケースにして,その中に記録装置をいれます.
この浮力体のケースをどんなデザインにするか悩み,かがりさんがマッコウクジラで使っているケースの設計図を借りて作りました.
このとき作った浮力体ケースは今も使っています!
こうして,マナティーのバイオロギング研究は,マッコウクジラで使われている吸盤,浮力体ケース,その他にもかがりさんから調査のノウハウを教えてもらい,進めることができました.
青木かがりさんは,マナティーのバイオロギング研究のはじまりを支えてくれた先輩です.
バイオロギングで調べるマッコウクジラの潜水行動(青木かがり・東大大海研)
3/13(土)のオンライン・第3回海牛祭りでは,青木かがりさんがマッコウクジラのバイオロギング研究を紹介してくれます.
2-3メートルしか潜らないマナティーと比べて,数千メートルも潜るマッコウクジラ.
一体どんなことがわかって来たのでしょうか.
ぜひ聴きに来てください!
当日,発表内容についての質問は,youtubeのコメント欄に書き込んでください.
質問を抜粋して,講師の方に回答してもらいます.
また,答えきれないものについては,後ほど講師から回答をもらう予定ですので,ぜひコメント欄を盛り上げてください!
水生ほ乳類ファンのみなさま!
生き物に興味のあるみなさま!
ぜひご参加をお待ちしております
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